「似ている」はどこにあるか
はじめに
子どもは多かれ少なかれ親に似ている。
似ていると感じるとき、私たちは「どことなく似ている」という経験をする。
明確にここ、というところを指摘はできないけれど、似ていることは確かだ。
これは子どもに限ったことではなくて、たとえば風景に対しても同じことが言える。
同じ家屋も店舗もないのに、私たちは似た街並みを認識する。強く印象に残っている風景との間にその類似性が見出されると、私たちは「懐かしい」という。
デザイン思考のアルファ、そしてオメガ―彼らは何に「共感」しているか
はじめに
デザイン思考という言葉がいち時期流行った。今はある程度定着したのだと信じている。
何をするのかというと、大筋はこんな感じ。
「観察から洞察を得て、仮説を作り、プロトタイプを作って、それを検証し、試行錯誤を繰り返して改善を重ねながらモノ(製品/サービス)を創り出す」創造的なプロセス
0から1を創り出すデザイン思考 ― 新たなイノベーション創出手法 - Build Insider
考えること、伝えること、伝わること
会社員になると、色んなことを伝えなくてはならない。
単純に既決事項の報告ですむこともあれば、調べた結果を報告することもある。
書面による場合もあれば、会話の中で伝えていくこともある。
考えたことを伝えなくてはいけない場面で、私たちは苦労する。その苦労は主に2つの分類になる。
- 考えたことをうまく表現できない
- 伝えたいことがうまく伝わらない
考えたことがそのまま伝わればいいのに、私たちのコミュニケーションはそうなっていない。
なぜなのか。これを阻んでいるのはどのような事態なのか。
今回はこのことを考える。対象にする問いは以下の2つだ。
- 考えたままに伝えることはできないか
翻訳を翻訳する―考えたままに伝えることはできないか - tsukaki1990@blog
- 伝えたままに伝わることはできないか(これから考える)
なお、書いてみたら長いのでこれは目次。